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2006年1月号

「谿の彼方」 スイス・アッペンツエル州 1月中旬

「2006年もどうぞ宜しくお願いします」

 年明けから古い写真、特に日本の職人さんを撮影した写真の整理をしていると往時が偲ばれ、懐かしくサム・ハスキンズさんが日本の伝統工芸撮影の案内をしたときの写真が出てきたときには、忘れてしまっていいたことが想い出された。岩槻で雛人形の頭を夜遅くまで撮影した帰りに「今日は僕の誕生日なんだ」と行った言葉に急遽デニーズへ入って誕生祝いをした記憶が甦った。そのころからあの辺りは渋滞が激しかった。彼はあのとき65歳と言っていたからもう85歳にになっていることだろう。元気なんだろうか。「今度、君がロンドンへ来たときには私がアシスタントをするよ」と言っていたのだが……。あれからロンドンへ行っていない。30年ほど前にロンドンでお正月を迎えたことがある。今日この頃の東京の寒さに加えて乾燥した空気がほほを射すような感じがあった。
とりとめもない話を書いてしまいましたが今年も「今月の一枚」をお楽しみください。


 ペンタックス645NII    FA 45-85mmF4.5 絞りF16 C-PL  オート
RVP50 マンフロット三脚055C+405雲台使用




2006年2月号 


「月光浴の村」スイス・グリンデルワルト 2月初旬

 スイス・グリンデルワルトには四季折々に滞在したことがある。
初夏6月には花盛りの牧草とスイスアルプス・アイガーやユングフラウ山が望める観光地。
秋には色づく木々と雪山が印象的。冬はスキー場で賑わう。
しばらく外国の写真楽しんでもらおうかと思っています。

ペンタックスLX FA★80-200ミリED[IF]F2.8 絞りf11 オート
RVP50 マンフロット三脚055C+405雲台使用



2006年3月号


「アーモンドの花咲くコンコルディア神殿」
イタリア・シチリア島・アグリジェントにて 3月中旬

  アフリカ大陸に近いシチリア島の春は3月にやってきて、アーモンドやタンポポなど咲き乱れている。
またこの季節はオレンジの収穫期でもある。
印象的に記憶しているのは偶然食べたマグロの稚魚のスパゲッティ。この味は忘れられない。
シチリア島はギリシャの統治時代の遺跡も数多く残っている。
勿論、ローマ時代の遺跡も数多い。1979年撮影の写真だが色彩が褪せることなく残っていた。

ペンタックスLX FA28-70ミリF4 絞りf11 オート コダクローム25 マンフロット三脚


2006年4月号


「春が来た」オランダ・キューケンホフ 4月中旬

大西洋に面したオランダの海岸は砂丘地帯が多い。
その砂地がチューリップの栽培に適しているらしい。
チューリップの色彩をアレンジ・デザインされた
この時期だけ開園されるキューケンホフ公園がある。

ペンタックス645 45ミリF2.8 絞りf22 オート フジクロームRFP マンフロット三脚



2006年5月号


「ドロミテの初夏」イタリア・ドロミテ地方 5月中旬

コルチナダンペッツオの東部にあるミズリーナ湖の北にある名もない沼から見る。
たしか「トライツィーネン」と記憶している岩山がそびえる。
近くまで車で行けるが、足場の悪い山だったことだけ覚えている。
この季節にはこの辺りのペンションやホテルなどが休業しているところが多い。

ペンタックス645 45ミリF2.8 絞りf22 オート フジクロームRFP マンフロット三脚


2006年6月号


「初夏の村」オーストリアゴーイング村 1976年6月中旬撮影

ザルツブルグからインスブルックへのE17号線にある小さな村GOINGは
牧草が広がりカイザー山を背景に長閑な雰囲気のある村だ。
この村の一軒宿に一泊したときに出されたワインが美味しかったこと。
一番牧草が伸びて刈り取る寸前のフィールドのムンムンする香りが印象的だった。


ハッセルブラッド500Cプラナー80ミリF2.8 絞りF22 1/30秒 PLフィルター使用
 フジクロームRDP ハスキー三脚使用


2006年7月号


「シーズン到来」スペイン コスタ・デル・ソル 7月中旬撮影

スペインの南部、地中海沿岸にコスタ・デル・ソルと呼ばれるリゾートがある。
バカンスのシーズンにはヨーロッパ各国の人々で賑わう。


ペンタックスLX SMC★70-200ミリED[IF]F2.8 絞りF8 オート PLフィルター使用 
フジクロームRFP 手持ち撮影



2006年8月号


「盛夏」イタリア・ドロミテ地方・ミズリーナ湖 8月初旬撮影

イタリア東北部、オーストリアに近い山岳地帯の避暑地。
形の面白い山岳と湖が沢山ある地方でオールシーズン訪れたことがある。
ベニスまでは車で2時間ほどのところ。
コルチナ・ダンペッツオから20分ほど、北へ1時間も走ればオーストリア。
この辺りで作られているプロシュートは最高の味だ。

ペンタックスLX SMC★28-70ミリED[IF]F2.8 絞りF6.7 オート PLフィルター使用
フジクロームRFP 手持ち撮影

2006年9月号


「芸術の秋」フランス・パリ郊外バルビゾン 9月中旬撮影

葡萄が実りの秋を迎える頃、色彩豊かな芸術の秋を迎える。
バルビゾン派の画家ミレーのアトリエをはバルビゾンの村のメインストリートにあった。
村はずれにある森の中にミレーとルソーが
仲良く並んだブロンズのレリーフ(右がミレー)があった。
ちなみに、ミレーとルソーのお墓も郊外の墓地に並んでいた。


ペンタックスLX SMC★28-70ミリED[IF]F2.8 絞りF6.7 オート PLフィルター使用
フジクロームRVP 手持ち撮影


2006年10月号


「ロワールの秋」

フランス・ロワール川流域のアゼ・ル・リド城 10月下旬


ワインの収穫も終わり、搾った葡萄が水槽で発酵を始める頃、フランス全土が秋模様になる。
日本のように赤い色はさほどないが、プラタナスやポプラの黄色が目立つ。
ロワール川流域には城というより館が約80ほど点在している。
その中の館や城を60余り撮影した。
ルネッサンス華やかな頃の館、レオナルドダビンチが住んでいた
クロリュッセの館の内部などの撮影時を想い出しながら懐かしんでいる。
そういえばアゼ・ル・リド城から車で10分ほどのところに
バルザックが住んでいたサッセの館もあった。
このフィルムは変色して紫色になっていたものをGT-X900で退色復元させたものです。

ペンタックス6X7 SMCペンタックス67フィッシュアイ35mmF4.5 絞りF8 オート
エクタクローム64 手持ち撮影



2006年11月号
 

「夕陽の染まるエアーズ・ロック」オーストラリア・中央部

オーストラリアは日本と反対の季節になる。
今は春の盛り。アリス・スプリングからセスナ機で約1時間、もう30年も前の取材。
車でオルガ山へ行き、帰りに夕陽がエアーズ・ロックに当たった。
太陽が落ちると冷え冷えとしカンガルーが跳ねはじめた。
大荒野はきめ細やかな赤い砂漠。レンズの表面がホコリで赤くなっていた。

ハッセルブラッド500C ディスタゴン60ミリF3.5 絞りF11 1/60秒 エクタクローム64 手持ち撮影



2006年12月号


「イブの夜」ドイツ・ディンケルスビュール

凍てつく寒さだった。
ロマンティック街道にあるディンケルスビュールの町は、第二次世界大戦の戦火を免れ、
昔ながらの中世の街並みが美しく何回も訪れ定宿がある。
イブの夜も宿はあった。いつもの部屋を頼み部屋から暮れなずむイブの町を撮影した。
翌朝車のドアが寒さで開かなくなりおかみさんがお湯を持ってきてくれて
凍ったドアを融かした記憶が想い出される。

ペンタックスLX SMCペンタックスA24-50ミリF4 F11 オート
フジクロームRDP マンフロット三脚使用


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